あんず
あんずよ
花着け
地ぞ早《は》やに輝やけ
あんずよ花着け
あんずよ燃えよ
室生犀星 「小景異情」より。
某所でもこんな話をしましたが、ここでも。
たまには家族の話です。
あ、犀星はとんと関係ありません。
姪が生まれた年、
私の両親(つまり姪にとってはじーさんばーさん)が、
彼女の名前にちなんで
「あんず」の樹を植えたのが、
10年を超えたこの夏
はじめてあんずは実をつけました。
熟していくのを心待ちに
日々「わくわくっ」って感じであんずを見守る我が父。
あんずよ燃えよ ってなもんです。
この夏私は何度父から「あんずがなかなかあかくならなくて」と
きいたでしょうか。
それが実際、なかなかいろづかない。
で、昨日、しびれをきらして
もぎ取ったあんずが、コチラ。
カリンじゃん。
いやー わらいました。爆笑です。
いっこうに認めようとしない母に、ネットで
あんずとかりんの実の断面とたねを検索し、
これがいかに「かりん」であるか と説明したわたくし。
とはいえ くしくも あんずの種もかりんも
喉に良いとされます。
10年目に知る新事実。
わかりきっている と思っていること、みなさんありませんか?
以外にハプニングがまっているかもしれませんよ。
それにしても。あんずて。
わははははは。
by acof
| 2011-09-22 22:36
| 日々のこと