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楽園を荒らすのは誰ぞ!

楽園を荒らすのは誰ぞ!
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「宮殿の渡り廊下を、土足で踏み荒らした猫の足あと」
ってこんな感じかな
と思いながら作った玉。

「楽園を荒らすのは誰ぞ!」とは
先日読んだ川端康成著「乙女の港」の中の一節でした。
ちょっとイメージに合ったので言ってみました。


心を寄せ合うお姉さま・洋子さんと、妹(もちろん関係上の)・三千子さんの間に
割って入ろうとする
強気な克子さんに、洋子さんの同級生が送る手紙。
二人の関係を楽園とたとえているんですね。
素敵…すてきすぎる…

以前ブログに書いた気もするんですが
(最近昔のことを思い出せなくなってきました…)
私はむかしっから
特殊なルールや風習が伝えられている女学校が舞台の小説が好き。

やってることは、よく考えたらしょーもなくて、
描写が重厚で、登場人物が苦悩しているほど好き。
そうしてゆる~い事件が起こる感じ。
上級生に「○○の君」とか「○○の宮」とか
呼ばれているきらびやかな人気者がいる感じ。
わかりやすく意地悪(でもいじらしい)な、ライバルがいる感じ。

最近お目にかかりません。残念だなぁ、面白いのに(私的に)。
そういうの読みたいな、無いかな?とPCで検索すると
「ちょっぴり18禁な百合小説」が出てくる……そんなことは求めていない……


高校生のころに読んだ氷室冴子さんの
「クララ白書」「アグネス白書」を読んだ衝撃が
今に続いています。
今でいう「ライトノベル」を、読むのは恥、と言わんばかりの、
本当に物を知らない生意気な16歳でしたが
初めて読んだ氷室冴子さんの小説はもう、面白くておもしろくて、
一気に4冊(クララ・アグネスともに上下巻)読んだのでした。
それ以来、もう、なんでも読みます。おかげで世界が広がりました。
わからない大人になるところでした。
でもダメな大人にはなりました…


今年は好きな本の話をする機会があって
これがもう、全然うまく話せなかったのですが
よい経験でした。
そして本好きな友人ができて
本の話を聞いたり、彼女の書いたものを読んだりすることが、とても楽しかった。

好きな本や面白いと思った本の話を、
もっとちゃんとできるようになったらいいな、というのが
仕事以外の
ひそかな来年の目標です。



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ぱしっとしてくださったら
18禁百合小説にもトライ…は、さすがにしません。

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